こんにちは!ふゆこ(@fuyuko190)です。
ついに、私の活動の集大成となる、二冊目の書籍を出版することになりました!

- 2026年2月26日発売
- 1,870円(税込)
- Amazonや楽天等で予約受付中!
タイトルは「お金はこれで増やせます」。
サブタイトルは、「失敗したくない人のための投資の教科書」です。
前著「貯金はこれでつくれます」では、「貯めるメンタル」を徹底解説しました。
おかげさまで多くの方に届き、「人生が変わった!」というお声も数多く頂きました。
今回の新刊はその応用編「お金を増やすための完全ガイド」です。
YouTubeを始めてから約5年間、私が学び、実践してきた金融投資の全てです。
- 将来が不安で泣いていた元・会社員が
- 資産7000万円を達成した具体的な方法
- 新NISAをどう使い倒せばいいのか?
- 一生迷わない「投資の地図」の作り方
ですが、今日お話ししたいのは、単なる「出版おめでとう」の話ではありません。
ガチすぎて本には載せられなかった、インデックス投資の残酷な真実です。
「新NISAでオルカンorS&P500を買えば将来安泰」という考えには大きな罠があります。
なんとなくで投資を続けている人は、下落時に必ず失敗します。
本当の意味での「投資の教科書」として、今日はそのエッセンスを詳しく解説します。
過去30年は「超ラッキーなボーナスタイム」だった
インデックス投資をしていれば、将来も年利5〜7%で資産が増える。これは、多くの投資家が信じている「常識」です。
↓よくある「積立シミュレーション」

ですが、この5〜7%というリターンが今後も続くのか?については保証はありません。
全世界株やS&P500は、過去30年間の平均リターンが6〜7%くらいでした。

しかし、それは今後も年率6〜7%であると予言する証拠にはならないわけです。
では、今後のリターンはどうなるのでしょうか?
「今後のリターン」を予想するにあたり、
まずは「過去30年のリターンの源泉は何か?」を紐解いてみましょう。
NISAでの投資信託で、人気なのは全世界株(うち6割が米国株)とS&P500です。
ですので、今回は米国株のデータを用いて語っていきます。
過去30年のリターンの源泉
フィデリティ投信のデータから、以下のことがわかっています。
- S&P500企業の実質リターンは、物価の分を差し引いても、年率約6%
- S&P500企業の「1株あたりの利益」の伸びは、年2%程度
つまり、過去30年間は企業の「実力」以上に株価が上がっていた時代でした。
なぜ、実力以上に上がったのか?最大の理由は「金利の低下」です。
- 【原則】金利が下がると、株価は上がる
- 企業が安い金利でお金を借りられるから
- また、銀行に預けるより株の方がお得になるから
- 【現実】過去30年、米金利は下がり続けた
- 8%近くあった金利が、0%付近まで落ちた

株価は「利益 × 期待(PER)」で決まります。

- 企業の実力である「利益」は2%増だった
- そこに、金利低下による「期待の膨張」が加った
この二つが合わさって、大きな上昇が起きました。
これが、過去30年の追い風「ボーナスタイム」の正体です。
そして、30年以上前の実質株価の伸びと比較すると以下です。

1871年〜2020年という広い視野で見ると、1991年〜2020年の大きな株価の上昇は、かなり高いほうだったわけです。
では、次の30年は?
では、次の30年も同じことが起きるでしょうか?
- 米国金利はもう、下がる余地がほとんどなし(実際、ここ数年で米国金利は上昇中)
- つまり、今までと同じ論理で株価のリターンが高くなる未来は、考えにくい
今後、今まで通りの「S&P500企業の実質リターン年率約6%」を継続するためには、今まで以上の企業努力による利益増加が必要です。

つまり、S&P500や、米国株や6割を占める全世界株リターンは今までよりも低くなると覚悟しておいても良いのではないでしょうか。
過去データは事実として大事なのですが、「きっと過去と同じ未来が続くはずだ」と盲信する材料にするのは危険です。
一方で、その様にして米国株の上昇が今までよりは期待できない未来になれば、世界の時価総額ランキングは、米国以外が首位となる可能性もあります。
または、米国の首位は続くが、全世界株のうち約3割が米国株になる可能性もあります。
↓現状、世界全体の株式投資のうち、約6割が米国株への投資です。オルカンの投資配分はそのほぼその通りの配分になっています。これを「時価総額加重平均」と呼びます。

この比率が大幅に変わる未来もあり得るというわけです。
↓の様に、時代・地域によってリターンは様々です。

逆に、今までとは全く違う論理で、今まで以上に米国株のリターンが上がる未来もあり得ます。
他の観点からの将来への懸念
インデックス投資の将来に関する議論は、以上の様な内容以外にも色々なものがあります。
- 米国株以外の国の株はどうなる?;全世界株なら、米国株以外の国や地域のリターンが上がれば問題ない
- 為替は今後どうなる?;円安が進めば、日本に住んでいる我々視点ではリターンが上がる
- そもそも、NISA制度はいつまで続く?;制度自体が変わる可能性もある
など、挙げればキリがありません。
とにかく、将来のリターンは「過去通りの未来なら、オルカンの年率リターンの中央値7%を参考に、計算することはできる」といった、限られた仮定の中で計算するしかありません。
なぜなら、「100%こうなる」という厳密な未来予測は不可能だからです(少なくとも現在の科学では)。
幾何ブラウン運動で見る「1万回の未来予想図」
では、不確実性も含めてシミュレーションしてみましょう。
このシミュレーションは、単なる「年利7%」の一定計算とは全く違います。
株価の上下(標準偏差=リスク)という「不確実性」を考慮するからです。
もちろん、このシミュレーションも、どういう期待リターン・リスクにするかで結果が変わります。なので、どういう仮定をするかで結果が変わるものです。
とはいえ、「不確実性を受け入れる訓練」としてとても便利なので、シミュレーションをやっていきましょう。
まずは、複利で計算してみよう
まずはよく見る「積立シミュレーション」的な計算をしてみましょう。
標準偏差を踏まえず「20年間、月3万円の積み立て、期待リターン7%」というデータだけで計算をすれば、 20年後の資産は約1523万円(元本720万円)となります。

上記は、「期待リターン7%」という株価の伸びだけを考慮して計算しています。
でも、実際の株価は変動しますよね。
↓はACWI(オルカンの連動先)の値動きです。上下にギザギザしていますよね。

上下のブレ幅を、%で表したものが「リスク(標準偏差)」です。細かい定義は数式で色々ありますが、ここでは割愛します。
「リスク=標準偏差=ブレ幅 なんだな〜」くらいの理解でOKです。
では、株価のブレ幅も考慮してシミュレーションしてみよう!というわけです。
株価のブレを考慮してシミュレーション
今回用いるのは「幾何ブラウン運動」というモデルです。
金融工学では、株価の収益率が正規分布に従い、連続的に変化すると仮定してシミュレーションをすることがあります。
注意点としては、「株価の動きは正規分布に厳密に従う」とは言えないことです。
あくまで、今までの株価データを見ると近似できたので、将来のシミュレーションをするのに使われることが多いのです。
難しい用語が色々出てきましたが、要は
「株価のブレも考えたシミュレーションをしてみた!」
というだけです。
実際、NISAで投資をすれば株価は上下します。
- リアルな株価の上下をつかって、将来予想をしてみよう!
- 「どのくらいの幅を覚悟しておけば良いの?」という疑問に答えるシミュレーションを、可視化してみよう!
というわけです。
JPモルガン・アセットマネジメントの市場予測によれば、全世界株の今後10年間から15年間における米ドル建ての期待リターンは7%、標準偏差は16.8%とされています。
日本円建ての予想は見つけられなかったです、すみません。
↓こちらに入力して「シミュレーション実行」を押せば、シミュレーションが実際に行えます。
将来資産シミュレーター(モンテカルロ)
今回、以下の条件でシミュレーションを行いました。
- 期待リターン:7%(ドル建て予測)
- 標準偏差(リスク):16.8%
- 投資金額:月3万円 × 20年間積立
- シミュレーション回数:10000回
その結果がこちらです。

1万回のうち、20年後の資産の中央値は1348万円、最高値は1.28億円でした。しかし、870回は元本割れです。結果はシミュレーションを行うごとに多少変わりますが、おおむねこのようになります。
インデックス投資は元本割れする可能性もあるため、「絶対に得する」とはいえません。
しかし、「ほったらかし積み立てで、 年後に資産額が大きく増えることがメインストーリーとして期待できる」という、かなりお得な投資法であることは間違いないでしょう。
元本割れ確率は約9%です。これが、インデックス投資のリアルな姿です。
もちろん、あくまでいろんな仮定をおきました。
10000回シミュレーションをしてみて、うち約900回元本割れしました。
だから900/10000を計算して、「元本割れ確率は約9%」という表現をしているだけです。
なので、将来の厳密な予想を確率計算しているわけではありません。
インデックス投資は、決して「絶対」ではありません。
もちろん、中央値で見れば資産は大きく増えています。非常に優れた投資法であることに変わりはありません。
ですが、「絶対に得する」という誤解は解いてください。
バッドエンドの可能性を、今のうちに飲み込むこと。
これが、暴落時にパニックにならないための方法です。
リスクはリターンを得るための「入場料」
え!?9%も損をする可能性があるの!?
なら、インデックス投資なんてやりたくないよ!!
そう感じるのは、至極真っ当な感情です。
ですが、投資の世界には逃れられない大原則があります。
- リスク(不確実性)とリターンは常にセット
- ローリスクはローリターン
- ハイリスクはハイリターン
- ローリスク・ハイリターンは存在しない
- あれば、それはほぼ詐欺かぼったくり
「元本を割るかもしれない」という不確実性を受け入れるからこそ、7%というリターンを期待できます。
リスク(株価のブレ幅)は、資産形成の世界における「心理的な入場料」ととらえると良いです。
株式市場に参加し続ける以上、この不確実性を飲み込む「割り切り」を持つこと。その合理性こそが、あなたを守る最強の盾になります。
そもそも、インフレに勝つ必要がある
言いたいことはわかったけど…。
そもそも、リスクを受け入れてまでリターンを追い求める必要性って、自分にはあったんだっけ?
これに対する回答は色々あります。
一番わかりやすい「インフレ率以上に増えることが期待できる資産に、投資をする必要があるから」です。

この辺の基本的な話も、書籍にまとめました。
- 過去200年、労働収入よりも資産収入の方が増加率が高かった
- インフレ対策をするためには投資が必要
- 投資の中でもコストが低いのがインデックス投資
- 凡人でも成功する期待値が高いのがインデックス投資
貯金だけでは、価値が減っていく。なので、合理性の高いインデックス投資を、リスク許容度の範囲で行なっていく。
「単純に資産が増える見込みがあるんだから、投資をやった方が良いじゃん」という、プラスのポジティブな観点ももちろんあるのですが
どちらかというと「老後不安」「資産が減るのを避けたい」といった、マイナスを避ける観点の方がやる気につながる方が多いかなと考え、以下の回答をお伝えしました。
結論:「下落に負けない」ための知識をもとう
ここまで、厳しい「不都合な真実」もお話ししました。
「元本割れのリスクがあるなら、怖いからやりたくない」 そう思った方もいるかもしれません。
ですが、先ほどのシミュレーション結果をもう一度思い出してください。 最悪のシナリオ(元本割れ)がある一方で、それを乗り越えて継続した先には、資産が大きく増える未来が高い確率で待っています。
結局のところ、投資で失敗する最大の原因「暴落に耐えきれず、途中でやめてしまうこと」です。
これからの時代は、過去30年のような「なんとなく買えば儲かる」イージーモードではないかもしれません。 だからこそ、「なぜ自分は投資をするのか」「最悪の時はどう対処するのか」という、自分の基準や知識が必要なのです。
今回の新刊「お金はこれで増やせます」は、単なる知識の羅列ではありません。
かつての私のように「将来が不安でたまらない」という人が、どんな相場でも自信を持って歩き続けられるように、私が持てる全ての経験とデータを詰め込みました。
- 初心者さんがつまづきやすい「投資の落とし穴」回避法
- 新NISAを最大限に活かすための具体的なステップ
- 「リスクという入場料」を最小限にする分散投資のコツ
- 資産7000万円の全内訳
未来を正確に予測することは、誰にもできません。 でも、どんな未来が来ても動じない準備をすることはできます。
「知っている」だけで、守れる未来があります。 この本が、皆さんの長い資産形成の旅路において、頼れる相棒になることを確信しています。
最後に、大切なお願いがあります。
本の予約数は、その本が「どれだけ多くの人に届くか」という運命を大きく左右します。
この本には、これからの厳しい時代を生き抜くために必須の知識を込めました。
より多くの「お金の不安」を抱えている人に、この本を届けたい。
そのためには、今これを読んでくださっている皆さんの応援が必要です。
もし「ふゆこを応援してもいいよ」「活動を支持するよ」という方は、ぜひAmazonで予約ををしていただけると本当に、本当に嬉しいです。
皆様の支えがあって、私はここまで来られました。
いつも温かい応援を、本当にありがとうございます!! 2月26日の発売日を、ぜひ楽しみにしてください!





